「空手に先手なし」これが従来伝えられて来た戒訓である。しかし、これに対し大山総裁は「『相手に先に叩かせてから自分が叩く』等と言っておきながら、その相手の先制攻撃で倒れてしまっては意味が無い」として、戦いにおいては先制攻撃が重要であると説いた。だがそれが自分の私利私欲の為の戦いであってはいけないという教えも含んでいる。「そこに正義のある限り、空手に先手あり!」。

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