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代表者

国際空手道連盟 極真会館 福岡支部

語録

内弟子卒寮・入寮式

2011年4月3日(日)、福岡西支部は天神本部道場にて内弟子卒寮式(冨高祐介)と新しい内弟子(永田葵)の入寮式を同時に行った。
午後3:30頃、式のために古賀秀哉師範代や黒帯の先輩方がスーツに身を包み道場に訪れた。福岡西支部としては初めての行事(内弟子の卒寮と女子の内弟子の誕生)の為、道場内には緊張した雰囲気が漂う。しばらくして阿部師範が到着し、式が開始された。
まず、内弟子である冨高祐介(初段)の卒寮式から行われる。卒寮する冨高に師範より挨拶があった。「彼が内弟子に入って来た際、身体も細く皆が心配していた事を懐かしく思い出します。しかし、入寮した時に大きかったスーツも今は肩幅のサイズが合ってない様子です。それも彼の三年間の修行の賜物だと思います」。続いて話された、内弟子に入った当初の思い出話に皆がほほ笑む場面も見られた。「内弟子の修行は終わりますが、これから指導員として頑張っていくと思いますので皆さんも引き続き厳しい目で見ながらも温かく見守ってください」。
続いて、古賀師範代や岡本宏幸(初段)先輩、実の兄より一言もらい、阿部師範より修了証が渡され、会場が大きな拍手に包まれた。  
最後に冨高本人より挨拶、「内弟子の3年間は長い様で短かったです。最後の卒寮試験の時、拳立て1000回しながら3年間の思い出が走馬灯のように思い出されました。自分一人ではなかったなと改めて感じました。試合では昨年の全九州軽量級で優勝しましたが、3月の鹿児島県大会では4位と課題が残りました。まだまだ未熟ではありますが6月に全日本ウェイト制が迫っていますので頑張って行きたいと思います」。彼の挨拶からすでに新たな目標に向かっている事が伺えた。これを新たなスタートとし頑張ってもらいたい。  
続いて永田葵(初段)の入寮式が行われた。阿部師範より「女子の内弟子としては、大変珍しいと思います。福岡西支部としても初めての事なので、私も戸惑う事もあると思いますが、今日からお互いに気を引き締めて指導していきたいと思います。」  
そして永田葵から「私が内弟子になった理由は、世界チャンピオンになりたいからです。強くなるために内弟子になりましたが、強さを求める前に礼儀や常識を身につけ、師範の弟子として恥ずかしくないように人間として、選手として、成長していきたいです」。意気込みを聞いた事でここにいる先輩達や後輩は彼女を応援してくれるに違いない。今自分で言った言葉を忘れずに頑張ってほしい。
最後に古賀師範代より「極真空手の内弟子は、大変厳しい世界だと思います。しかしそこは押忍の精神で乗り越えて下さい。」と一言もらい永田自身大きく頷いていた。これで内弟子卒寮式・入寮式を終了した。福岡西支部としても新たなステップを踏んだに違いない。
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